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「セレンディピティー」を身につけて

 「セレンディピティー」というこの言葉をご存知でしょうか?私は恥ずかしながら今まで聞いた事がなく、つい最近、「起きていることはすべて正しい【勝間和代〈著〉】ダイヤモンド社」を読んで知りました。
 この本はやたらとカタカナが多く、読んでいる途中で日本語の意味は何?と思うことが多々あって、「セレンディピティー」もいまいち言葉の実態がはっきりつかめきれずにいたときに目にしたのが、右にある「セレンディピティと近代医学【モートン・マイヤーズ〈著〉】」の書評(朝日新聞5月16日付け)。

 朝日新聞論説委員の辻篤子氏によるその書評を引用すると、《セレンディピティーとは、幸運や偶然、ときには失敗のおかげで、予期せぬ発見に出会うことをいう。もっとも、運だけではだめで、米国の放射線科医である著者によれば、それをとらえる人間の創造性も不可欠だ。・・・》と続きます。ペニシリンやカテーテル、抗うつ剤なども予期せぬ発見だったそうで、この本を読んでみたくなりました。そういえばノーベル賞を受賞した田中耕一さんも、実験の失敗からの発見でしたね。(参考「生涯最高の失敗【田中耕一〈著〉】朝日新聞社」)

 人生ひとそれぞれですが、一生の中で自分の思うようにいかないことは多々あります。そんな時にどう対処するか・・・マイナス面をいかにプラスに転じるか・・・不運を社会や他人のせいにせず、人との出会い、本との出合い、すべての出合いをご縁として、前向きに自分の道を切り開いていく。結局は自分自身の心がけ次第ということなのでしょう。
 これからはちょっとおしゃれに、おぼえたての「セレンディピティー」も身につけて、過ごしていきたいと思います。

◆おはなし会のお知らせ◆

●奈良三条店 6月13日(日) 14:00~
●西大寺店 6月19日(土) 14:00~
●奈良ビブレ店 6月20日(日) 14:00~
●奈良店 6月26日(土) 14:00~

◆今月の私の1冊◆

『メッシュ』
小野直美 著

奈良大出身の作者が奈良を舞台に描く青春コミック。仏像大好きガールの主人公が考古学オタクの男子学生と出会うことからして奈良の色満載。
登場人物の名前も初瀬に春日、秋篠に橘と、奈良にちなんだものばかりで楽しい。「Kiss+(プラス)」にも連載中!メッシュと名付けた理由もおもしろい。
興味ある方は是非ご一読を
■『ルリボシカミキリの青』
文芸春秋(好評発売中)税込価格 1260円
今注目の分子生物学者も、かつては昆虫大好き少年だった。ハカセの「セレンディピティー」が見つかるかも!
■『陽気なギャングが地球を回す』
祥伝社(好評発売中)税込価格 660円
映画化になった伊坂幸太郎の同名長編サスペンスコメディー。都会的でハイテンポな展開は映画を見た人も見ていない人も飽きさせない。
弊社HP、スタッフおすすめ本でも紹介中。
■『バイバイブラックバード』
双葉社(6月下旬発売・予約受付中)
税込価格 1575円
伊坂幸太郎氏の新刊。
誰かに贈りたくなるような連作短編集。
■『歌う。尼さん』
遊タイム出版(好評発売中)税込価格 1365円
著者のやなせ ななさんは奈良県生まれの僧侶。
シンガーソングライターとしてコンサート活動を続け、そのライブは聴衆の心に深い感動を与えている。

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ちなみに「セレンディピティー」は英語でserendipityと書き、辞書には「すばらしい堀出し物を見つけるコツ、探さないで偶然に貴重な発見をする才能」とありました。 勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」は先にも書いたようにカタカナ、つまり英語がかなりの頻度で出てきます。
英語でないと表現できないのかな、日本語で表してほしいなと思うのは私だけでしょうか・・・(MH)
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