日本美術史における至宝の宝庫・興福寺。阿修羅像をはじめとする仏像はもちろん、五重塔、中金堂などの壮麗な建築物など、数多くの国宝を所蔵しており、美術館でもあるといえる。本書は、平安・鎌倉時代の仏師として有名な運慶、その兄弟弟子である快慶ら「慶派」と呼ばれる奈良仏師たちによる仏像と選りすぐりの宝物を貴重な写真で紹介しながら、日本史における興福寺1300年以上の歴史を学ぶ一冊。