お知らせ

出版記念スペシャルトーク&サイン会 「『名残の花』を謡う、語る」<終了> 2019.10.10

12月1日(日)
14:00 開演 (13:30 開場)
15:30 ~ サイン会
【場所】依水園 藤の間
(奈良市水門町74 近鉄奈良駅から徒歩約15分)
【参加費】 おひとり1,500 円(定員30人・先着順)

【主催】 プロジェクトよもやーろ
(啓林堂書店・なら三原色の会・京阪奈情報教育出版株式会社・NPO 法人文化創造アルカ)
【協力】 新潮社

いま最も注目される時代小説作家、澤田瞳子氏の新作『名残の花』の舞台は明治5年。
江戸から東京へ、幕府から政府へ。時代の転換期に居場所をなくした鳥居耀蔵と、徳川の後ろ盾を失った若き金春流の能楽師・豊太郎とが出会い、ふたりをめぐって様々な出来事が起こる。6編それぞれに、能の演目、謡の一節がからめられていることから、澤田氏と能楽シテ方の佐藤氏に、謡いも交えつつ、それぞれの視点で語り合っていただきます。
名園の一角で繰り広げらる贅沢なトークセッションをお楽しみください。トーク終了後、澤田氏の書籍販売とサイン会も行います。

【お申し込み方法】
お名前、参加人数、連絡先(携帯電話番号)を下記までお伝えください。
(啓林堂書店奈良店代表) 担当 西田・加川・伊藤
 9:00 ~ 21:00 ☎ 0742-20-8001


澤田瞳子(作家)
1977 年京都市生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程前期修了。専攻は奈良時代仏教制度及び、正倉院文書の研究。2010 年『孤鷹の天』で小説家デビュー。同作により第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。13 年『満つる月の如し』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16 年『若冲』(第9回親鸞賞受賞)近年の著書に『秋萩の散る』『腐れ梅』『火定』(吉川英治文学新人賞および直木賞候補)『落花』(山本周五郎賞および直木賞候補)『龍華記』『月人壮士』など。いま、もっとも勢いのある若手作家である。

佐藤俊之(能楽シテ方金春流)
1960年山形県鶴岡市生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。在学中、本田光洋、吉場廣明に師事し、また能面師・橋 岡一路の薫陶を受ける。卒業後、奈良在住の金春晃實のもとに住み込み、内弟子とし て修行する。1994 年に独立。「海人」で初シテ。これまでに「獅子」、「乱」、「道成寺」、「翁」を披く。重要無形文化財(総合指定)に認定。
現在、京都府木津川市在住。

コーディネーター・倉橋みどり
1966年 山口県生まれ。1994年に結婚を機に奈良市へ。フリーの編集者・文筆家として活動するとともに、奈良の歴史文化を編集・発信するNPO 法人文化創造アルカ理事長。奈良市入江泰吉旧居事業コーディネーター。奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所なら学研究センター協力研究員。著書に『奈良の朝歩き宵遊び』(淡交社)ほか