六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

出版年月日:
2022/06/07
カテゴリ
児童書・絵本
著者:
牧野礼/著 七原しえ/絵
出版社:
くもん出版
税込価格:
1,650円
ページ数:
270P
ISBN13:
978-4-7743-3294-9
ISBN10:
4-7743-3294-1

内容紹介

平城京に置かれ、天文・時・暦などにたずさわる部署、陰陽寮。天文博士のもとで星図をかく星読みの青年、言祝にはとくべつの秘めた務めがあった。
大化の改新がはじまる直前まで、飛鳥の地には、『日本書紀』をまとめるために欠かせない書物があったという。蘇我氏が滅びる乙巳の変によって、一族とともに焼失したそれを探しだし、炎にまかれる直前に持ちかえってくるようにとの命を受けた言祝。ありかをつきとめるため、蘇我の邸にまぎれこませる女の子として、言祝が見こんだ少女、沙々。平城京と飛鳥、およそ70年離れた時をこえて過去わたりをするふたりに訪れた結末は…。